ハート型パルプモールド パフケース

紙のパルプモールドに、レーヨン植毛でベルベットの手触りを重ねる。
プロジェクト概要
コスメブランドのパフ・スポンジ収納向けに製作した、ハート型のパルプモールドケースです。
表面にはレーヨン繊維による植毛(フロッキング)加工を施し、指先で触れた瞬間にビロードのような柔らかな質感が広がります。
同じ加工は、紙管とパルプモールドを組み合わせたハイブリッド構造の製品にも応用でき、円筒形のボディにモールド成形した蓋を組み合わせる商品にも展開可能です。

お客様の課題
コスメの携帯用ケースには高級感のある質感が求められる一方、環境負荷の低い素材への置き換えも同時に求められていました。従来の植毛加工にはナイロンやポリエステルなど石油由来の合成繊維が使われることが多く、サステナビリティの観点で課題がありました。

PACKTOSSの提案
植毛に使用する繊維をレーヨンに変更しました。レーヨンは木材パルプ由来のセルロースを原料とする再生繊維で、石油由来のナイロンやポリエステルとは異なり生分解性があり、環境負荷を抑えられる素材です。パルプモールドの土台にレーヨン植毛を組み合わせることで、成形から表面加工まで植物由来の素材で仕上げるパッケージを実現しました。
この事例のポイント
レーヨン植毛によるビロード質感
石油由来の繊維に頼らず、木材パルプ由来のレーヨンでビロードのような柔らかな手触りを再現しています。
紙管+パルプモールドへの応用
ハート型のような一体成形品だけでなく、紙管とパルプモールドを組み合わせた円筒形の製品にも同じ加工を展開できます。
生分解性というサステナブルな強み
レーヨンは自然由来のセルロース繊維のため、使用後の生分解性でも従来の合成繊維植毛より環境負荷を抑えられます。

PACKTOSSからのご提案
「高級感」と「環境配慮」は両立しないと思われがちですが、レーヨン植毛とパルプモールドの組み合わせにより、その両方を満たすパッケージをご提案できます。素材選定からぜひご相談ください。
この事例はパルプモールド開発の一例です。他の実績・事例もご覧いただけます。ご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
パルプモールドという製法について
「ハート型パルプモールド パフケース」のように製品形状に合わせた立体成形が求められる用途では、パルプモールドが適しています。型を製品の輪郭に合わせて設計することで、緩衝材と外装デザインを一体化させ、余分な部材を使わずに保護性能と見た目の両方を確保できます。
パルプモールドは古紙やパルプを主原料とするため、使用後は他の紙類と同様にリサイクルしやすいという特徴もあります。素材選定や量産時の型設計については、パルプモールド開発ページで解説しています。
