NEXT FIVE×Ispahan 貴醸酒とケーキのギフトパッケージ

日本酒とスイーツが「ひとつの世界観」で収まる。重箱型パッケージが実現した特別なギフト体験。
パティスリー「ピエール・エルメ・パリ」の看板フレーバー「イスパハン(Ispahan)」と日本酒ブランド「NEXT FIVE」がコラボレーションした、期間限定の特別ギフトセット。バラの意匠を纏ったケーキと、貴醸酒を一体のパッケージに収めるという、前例のない企画でした。このギフトセットの化粧箱・内装設計・生産のすべてを、弊社パクトスが手掛けました。

お客様の課題
「お菓子」と「お酒」という、重さも形状もまったく異なる2つの商品を、ひとつの化粧箱の中で破損なく、かつ双方が引き立つレイアウトで収めたい。さらにNEXT FIVEというブランドの世界観にふさわしい、重厚感と高級感を兼ね備えたパッケージにしたい、というご相談をいただきました。720mlの日本酒瓶という重量物を安定して支えながら、開けた瞬間にケーキとお酒が一つの物語として目に飛び込んでくる、そんな開封体験の設計が求められました。
PACKTOSSの提案
弊社は貼箱の意匠設計から内装トレイの成形、量産までを一貫して手掛けられる体制を活かし、「重箱」の構造をベースにした二段構成のパッケージを提案しました。上段にケーキ、下段に日本酒ボトルを収めることで、開けた瞬間に両方の主役が同時に視界に入る演出を実現。さらに角の意匠には、くるみ紙にVカットを入れる加工を採用し、Rの残らない鋭いエッジラインで高級感を強調しています。
内装については、720mlのボトルの重さと衝撃を考慮し、芯材の強度計算から設計を行いました。輸送や陳列の際にボトルの重みで型崩れが起きないよう、底面と側面の芯材構成を最適化し、贈答品としての品位を最後まで保てる構造にしています。
この事例のポイント
① くるみ紙のVカットで、究極のシャープエッジを表現
化粧箱の角は、くるみ紙にVカット加工を施すことで、Rが一切残らない鋭いエッジラインに仕上げています。四角い箱をただ包むのではなく、角そのものをデザイン要素として際立たせることで、開封前から特別な一品であることが伝わる佇まいを実現しました。

② 真空成形トレイ×ベルベット加工で、酒瓶を上質に演出

日本酒ボトルを収める内装トレイは、真空成形で瓶の形状にぴったり沿う形状を作り込んだ上で、表面にベルベット調の加工を施しています。硬質なプラスチックトレイがそのまま露出するのではなく、手に触れた瞬間にしっとりとした質感を感じられるように仕上げることで、ボトル単体の高級感をさらに底上げしています。
③ 重箱タイプの二段構成が、贈り物としての重厚感を演出

お重(重箱)のように上下二段で構成する箱型を採用し、ケーキとお酒それぞれの居場所を明確に分けながら、全体としてはひとつの贈り物として見せる構成にしました。平面的な一段の箱に比べて、重箱型ならではの奥行きと重厚感が、贈答品としての格を一段引き上げています。
④ 720mlボトルでも型崩れしない、芯材強度の計算設計
日本酒の瓶は720mlでも1kg近い重量になります。輸送中の振動や横積みでの保管でも箱が歪まないよう、底面・側面それぞれの芯材の厚みと構成を強度計算のうえで設計。開梱した際に「きちんとした箱」であることが伝わる、剛性のある仕上がりを実現しています。
⑤ 10,000セットを、たった2週間で。中国生産工場によるスピード量産
数量限定ながら10,000セットというロットを、わずか2週間で生産を完了させる必要がありました。弊社が構築している中国生産工場のネットワークを活用し、意匠設計から金型・治具の手配、量産ラインの立ち上げまでを短期間で連携。デザイン性の高い貼箱であっても、量産のスピードと品質を両立できる生産体制が、今回のタイトなスケジュールを支えました。
PACKTOSSからのご提案
「お菓子」と「お酒」、あるいは複数の異素材・異形状の商品をひとつのギフトとしてまとめたい、というご要望は近年増えています。弊社では、意匠設計・内装トレイの成形・量産までをワンストップで対応できる体制を強みに、重箱型のような複雑な構造や、真空成形トレイとくるみ紙加工を組み合わせた内装など、他にはないパッケージのご提案が可能です。短納期・大ロットの量産にも中国生産拠点で対応いたしますので、コラボレーション企画やブランドの特別なギフト展開をお考えの際は、ぜひ一度ご相談ください。
この事例はラグジュアリーパッケージの一例です。他の実績・事例もご覧いただけます。ご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
貼箱・化粧箱という製法について
「NEXT FIVE×Ispahan 貴醸酒とケーキのギフトパッケージ」で採用している貼箱は、芯材となる紙製ボードに表面素材を一枚ずつ貼り込んで仕上げる製法です。量産型の折り箱と異なり、角の処理や素材の継ぎ目まで手作業に近い工程で仕立てるため、開封時の重みや質感に高級感を演出できます。
特別な製品や贈答用途にふさわしい佇まいを求められる場面で選ばれることの多い工法です。PACKTOSSが手掛けるラグジュアリーパッケージの制作事例は、ラグジュアリーパッケージページでご覧いただけます。
